読むだけ講演会「靴の役割と健康」No.3(最終回)
読むだけ講演会「靴の役割と健康」、第3回(最終回)は、足の役割についてお伝えいたします。
- 読むだけ講演会「靴の役割と健康」No.1 靴と健康の関係性
- 読むだけ講演会「靴の役割と健康」No.2 合わない靴が引き起こす問題点
- 読むだけ講演会「靴の役割と健康」No.3 アーチを崩さないためにできること ※いまご覧のページです
あなたのアーチは正常ですか?
足の機能と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、「立つ」そして「歩く」だと思います。
また、足は第二の心臓という言葉のとおり、血液を心臓に押し戻すポンプとしての役割も果たしています。
そして意外と知られていないのが「体の重さを吸収分散する」ことではないでしょうか。
全身のわずか2%と言われているせまい表面積の足裏で、全体重をささえているわけですが、歩行時には体重の1.5倍~3倍の重力がかかります。
たとえば、60キロの体重の方であれば、かかとには80~90キロの衝撃があるということになります。
この衝撃を吸収分散するために重要なのが、足裏にある3つのアーチです。アーチは、足を蹴りだす力を生むほか、体重を支えるクッションの役割を果たしているのです。

アーチの崩れた足裏(偏平足や開張足など)では、歩行時の衝撃を吸収分散できず、身体に大きな負担を与えてしまいます。
アーチの崩れは、不健康な悪循環への入り口です。
足裏にアーチがあることは、人間が健康的に生きていくために、とても大きな意味があります。
ほんのすこし歩いただけで、足が疲れる、足の裏が痛い、という方はアーチが崩れていて、地面からの衝撃が身体にダイレクトに伝わってしまうからです。
ここで間違ってほしくないのが、インソール選びです。
足が痛い→クッション(衝撃の吸収)をよくしたい→靴にインソール(中敷き)をいれる
この考えは理にはかなっているのですが、単にクッション性が良いインソールを入れるだけでは不完全です。
なぜなら、足裏にとってもっとも重要なのが、重心だからです。
クッション性が良く、正しい重心を保てる靴とインソール、これがセットになっていなければ、足の筋肉が鍛えられないため、長い目で見るとあまり意味がありません。
あくまでも一時的な対処にすぎないですね。
あしゆびじゃんけん、できますか?
裸足になったときにでも、あしゆびでじゃんけんができるかどうか、試してみてください。
できない方は、筋力が落ちている証拠ですから、冷え性でむくみがちではないでしょうか。
かかとに角質があったり、たこもあるかもしれません。
こういった足裏からのサインを見逃さず、早めの対処をすることで、健康寿命を延ばすことにもつながっていきます。
アーチと同様に、あしゆびでも衝撃を吸収分散しています。重心がとれて、ゆびをしっかり使える靴を履いて歩くだけで、次のような良循環がうまれます。
筋力バランス、筋力アップ、内蔵強化
↓
重心がとれることで、姿勢がよくなり骨格のゆがみがなくなる
↓
ゆがみがなくなれば、血行促進につながり、体温が上昇する
↓
リンパ液の活性化により、むくみや毒素の排泄が促進される
↓
NK細胞の増加により免疫力アップの効果が期待できる
いかがでしょうか。靴を履いて歩くだけです。
たったそれだけです。
ウォーキングは身体にいいとよく聞くと思います。
でも、やみくもに歩けばいいわけではありません。
ただしく3点で歩く、足裏全体歩行が必要です。

上記の図、1,2,3の3点で重力を支え、吸収分散させるインソールと正しい靴選びが、足のトラブル防止と気持ち良い歩行を実現します。
つまり、足の役割や機能を最大限に活かすことができる靴を履いて歩くことが、健康寿命を延ばすことにつながると考えています。
ご自身の健康、ご家族の健康を真剣にお考えの方は、ぜひ靴選びを見なおしてみてください。
講演会のご依頼を承っております
弊社は、たんなる「靴屋」ではなく、健康寿命を延ばすお手伝いができる靴屋です。
健康寿命が伸びれば、介護する家族の負担が減り、増大する一方の医療費をおさえることも可能です。
講演会では、1万人ものお客様との関わりのおかげで知ることができた、足と靴と健康についてお話ししています。
自分だけでなく家族も社会も幸せになる方法です。
このブログでもじゅうぶん、情報は伝わることと思いますが、講演会の良さは、やはり臨場感にあります。
会場の反応を肌で感じながら、お話しする内容にも工夫をすることで、楽しみながら靴と健康について考えなおしていただけるきっかけができると考えています。
健康な人生を歩むことにご興味のある方は、当社までお問い合わせください。
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あなたの足裏年齢、老化していませんか?

