【質問】冬になると足先が冷えて困っています。どうしたらいいですか?

こんにちは。靴のファミリーです。

本日は、ご質問にお答えいたします。

質問「冬になると足先が冷えて困っています。どうしたらいいですか?」

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足の冷えはつらいものですよね。冷えすぎて眠れない、なんていうこともあるのではないでしょうか。

この「冷え」は、血行不良により引き起こされます。

そのため、心臓から離れた位置にある手足の先は、どうしても冷えやすいんです。

冬になると肌荒れがひどくなるという場合も同じです。

皮膚の毛細血管に血液が届かなくなり、新陳代謝が乱れてしまうからです。

体温が低い方は、

  • 免疫力が低下する
  • 風邪をひきやすくなる
  • ガンの発症リスクが高まる

などと言われていますから、冷えは私たちにとって大敵なんですね。

以下に記載したのは、冷え症の方によくみられる、3つの生活習慣です。

もし、お心あたりがありましたら、改善にお役立ていただければ幸いです。

1)水分不足

とくに冬になると、夏時期ほど気にして、水分補給をしなくなるという声を、よく聞きます。

体内の水分が不足しますと、いわゆる「ドロドロ血液」になってしまいます。

すると、血液が体を流れにくくなってしまうのですね。

水分補給は、暑い時だけでなく、ふだんから必要です。

ただ、冷たいお水では体内が冷えてしまいますから、できるだけ白湯(さゆ)を飲みましょう。

白湯とは、沸騰したお湯を冷ましたもののこと。

冷めるのが待てない! という場合には

お湯にお水を混ぜて、ぬるくしたもの(ぬるま湯)はいかがでしょうか。

これなら、気軽に飲めると思います。

寒くなる時期こそ、積極的に、体内に水分を送りましょう。

ただし、アルコールやコーヒーなどは、液状ではありますが、水分ではありません。

逆に体内の水分を排出してしまいますので、ご注意ください。

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2)きつい靴下、きつい下着などの着用

サイズの合わないきつい靴下や、下着などを着用している・・・、心当たりはありますでしょうか。

このような場合、締め付けにより血行不良を引き起こします。

冷え性の方は、ゴムのきつくない靴下をはきましょう。

指の1本1本を包み込む5本指靴下も、おすすめです。

普通の靴下より、暖かさを感じるという方が多くいらっしゃいます。

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3)運動不足

食事療法や、質の良い睡眠でも、血行不良の改善は期待できますが、やはり、適度な運動は不可欠です。

運動といっても、ジョギングなどの有酸素運動ではなく、無理なくできるウォーキングでじゅうぶんです。

足の裏には、足底筋(そくていきん)というものがあります。

足底筋は、全身にある650以上の筋肉のうち、およそ300~350以上の筋肉と連動しています。

あるくだけで、筋力トレーニングになっているわけですね。

つまり、

  • 歩くことによって足底筋をしっかり刺激する
  • 刺激によって、血行が促進されていく

ということです。

ついでにリンパも活性化しますので、むくみ解消にも、役立ちます。

むくみのある方のほとんどが、冷え性を経験していると言われるほど、むくみと冷えの関係性は強いようです。

ふくらはぎがパンパンになっていませんか?

ふくらはぎは、第二の心臓と言われるように、重力によって足腰にとどこおりがちな血液を、心臓に送り返すポンプのような働きがあります。

しかし、運動不足や疲れ、冷えなどによって血行不良になりますと、このポンプが働かなくなってしまうんですね。

そのため、足先ばかりか、全身の血行にも、影響が出てしまいます。

冷えが気になる方は、日頃から、足首やふくらはぎのストレッチをして、血行促進につとめましょう。

 

また、お風呂あがりや、就寝前などに、ふくらはぎをもむのも効果的ですね。

クリームやオイルをつかうと、すべりがよくなるので、手の負担も減ります。

ギュウギュウと強いチカラで絞るようにもみほぐさず、やさしくやさしく、気持ちよいところでとどめておくぐらいが、ちょうどいいと思います。

痛みが強いと、交感神経が刺激されて、眠れなくなってしまうこともあるからです。

●ウォーキングについて、たまに聞かれる質問●

「室内のルームランナーのような機械で歩いてもいいですか?」

たしかに、運動量を測定したら、外を歩くのと変わりないかもしれません。

ですが冬だからこそ、冷たい空気に触れるのは、とても意味のあることです。

人間の身体には、暑い時に汗を出し体温を下げようとする恒常性という機能がそなわっており、普段から体温調節をしてくれています。

冷たい空気に触れると、震えますよね。

震えることで、体は熱を作り出そうとしています。これが恒常性です。

しかし、代謝が低下したり、普段から一定の温度の中でぬくぬくとした生活をしていると、恒常性が弱まってしまうこともあるようです。

本来の体の力を活かすためにも、寒い寒いと言わず、ぜひ外を歩いてみてください。

10分も歩けば、体がポカポカしてきますよ。

明日の冷え性を改善できるのは、今日の自分だけ。

面倒くさいなどと言わずに、自分の体のことですから、積極的に歩いて血行促進していきましょう!

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どんな靴で歩けばいいの?

ウォーキングが身体にいいとはいっても、足に合わない靴で歩くのは、逆効果になる危険性があります。

まず、大前提として、ストレッチウォーカーのように