お子さんに「集中力」が欠けるとお感じの方へ。もしかして、足に合っていない大きめの靴を履かせていませんか?
足のむくみ、外反母趾や浮き指、扁平足といった、足のトラブルは、大人だけのものではありません。
ちかごろ、子供の足にも目立ってきています。

昭和の時代の子供と比べれば、確実に外遊びをする時間は減っていますよね。
室内でゲームをしたり、放課後は塾へ通ったり。
そのライフスタイルの変化が、子供の足に影響を与えていると言っても、過言ではないでしょう。
また、子供の足がすぐに大きくなることから、ピッタリの靴ではなく、ちょっと大きめの靴を履かせる親御さんもいらっしゃるようです。

小学生ぐらいですと、1年に1センチ伸びるので、単純にいえば、年に2回は靴のサイズが変わる計算になりますしね。
「どうせすぐに大きくなるから・・・」と、大は小を兼ねるつもりで靴を買ってしまう気持ちは、よくわかります。
私もそうでしたから。
ですが、足に合わない、特にサイズが大きめの靴は、足にあまり良い影響を与えません。
「かかと」から着地して、足裏全体を使うのが、正しい歩き方ですが
ブカブカで脱げそうな靴ですと、私たちは無意識に「脱げないように」、常につま先にチカラを入れて歩くことになります。
すると、本来使われるはずの筋肉が動かないことになりますので
・むくみ
・重心がずれることでのトラブル(外反母趾や扁平足など)
などが、どうしても発生しやすくなってしまいます。
また、サンダルなどを履いて「ペタペタ」歩くのも、指の筋肉を使わないので、足の変形(浮き指や開張足、外反母趾)につながります。
子どもの足は、やわらかく、変形しやすいため、外反母趾に関していえば、小学校4年生ごろから増加するというデータもあるようです。
オトナだって、ちょっと足の裏にたこができたり、魚の目があったりするだけでも、痛みが気になって、仕事に集中できませんよね。
子どもだって、同じです。
もし、お子さんの集中力を高め、学力向上を狙うなら、足のトラブルを最小限にすることが大切ではないでしょうか。
では、そのために何をしたらいいか、3つの手順でお伝えしますね。
1)お子さんの足に関心を持ちましょう
お風呂上がりなど、裸足になっている状態で、お子さんの足を観察してみてください。
足型は、ギリシャ型か? エジプト型か?
どこか、すれて赤くなっているところはないか
かかとがこすれていないか
どんなカタチなのか
足裏は硬いのか、やわらかいのか
爪は巻いていないか
・・・など、ほんのちょっと観察するだけでも、トラブルを未然に防ぐことが可能です。

ひどくなってしまってからでは、元の状態に戻すのはとても大変です。ちょっとしたトラブルのうちに、対策をうつことができますから、足のチェックを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
足型は3種類あります。こちらのページで確認できます。
https://kutsu-family.com/blog/e_373.html
2)できるだけ、足の長さに合った靴を選びましょう
サイズの合わない靴を買うことは、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
デザインだけで決めず、サイズを優先することが大切です。
そのためには、写真のような計測器(長さを測ります)がある靴屋さんにいくことをオススメします。お店の方に、計測器があるか、聞いてみてくださいね。

そして、計測したサイズの靴、そのサイズの5ミリ下の靴、5ミリ上の靴など、何種類かを実際に履いてみて、店内で歩いてみて、めんどうがらずに比較するのも大切です。
靴の表示サイズは、あくまでも「目安」のひとつ。メーカーによっても、靴によっても、材質によっても、履き心地は異なります。
必ず、履いて、歩いて、確かめてみてください。
後ろから歩いている様子を見て、かかとがスポスポと脱げていなければ、大きすぎることはないと思います。
3)横幅が合っているか、チェックしましょう
簡単にできるチェック方法です。
計測器があれば、おおむね長さの合った靴を選べるはずですが、
横幅が合っているかどうかは、目で見るだけでは、難しいと思います。
そこで、写真のように、靴を履いた状態で、横幅を指ではさみこみ、靴の中で足が遊びすぎていないかチェックをしてみてください。

横幅のサイズが合っていないと、この写真のように、靴をつまんだときに、靴の中に余裕があるため、変形するのがわかると思います。

なんとなく、イメージできるでしょうか?
サイズの合った靴であれば、靴の中で、足がむやみに動くことはありません。
靴の長さだけでなく、横幅のチェックも、忘れずに行ってから、お買い求めくださいね。
いかがでしたでしょうか。
子どもの将来を大事に考えるなら、やわらかな足の時代に、何を履くか? はとても大切です。
靴屋としては、発達途上の子どもたちにこそ、正しいサイズの靴を履いてもらいたい、足に合った靴を履くことの大切さを、子どものうちから身につけてほしいと、切に願います。
長い人生を支えていく「足」のこと、それを守る「靴」のことは、学校では教えてもらえませんので、ぜひ親御さんに、その役割を担ってほしいと思います。

